
ポーカーにはポジションと呼ばれるものがあります。簡単に言えば、プレイする順番です。
・各ポジションの名称
・各ポジションの正直な評価
・各ポジションでのアクション方針(ブラフ非考慮)
を解説していきたいと思います!下の画像は超重要なので、よく覚えておいてくださいね!

オンラインの大会(PokerStars)で1位になったときの写真です!
結論:ポーカーは後出しじゃんけんが有利
もう一度、上の画像を貼ります。

この中で、有利なポジションと不利なポジションをはじめに確認しておきます。
①BTN(ディーラーボタン)
②CO(カットオフ)
①UTG(アンダーザガン)
②SB(スモールブラインド)
③BB(ビックブラインド)
有利なポジションは、他プレイヤーのアクションを見た後で行動できるポジションになっています。
ポーカーでは「後出しじゃんけん」が有利なのです。
一方、不利なポジションは相手のアクションを見る前に行動しなければいけません。だから不利なポジションなのです。
それでは、各ポジションの解説に移りましょう。
SB:スモールブラインド
BTNの左側に位置するのが、SBです。プリフロップではBTNの次に行動ができます(最後から2番目)
その点では、「後出しじゃんけん」ができそうです。しかし、
・ブラインド額(強制ベット額)の半額を払う必要がある
・プリフロップ以降は一番最初にアクションしないといけない
・プリフロップでも後にBBが控えているため後出しじゃんけんではない
以上の点から、かなり厳しいポジションとなっています。このポジションからゲームに参加するなら、相当強い手札じゃないと厳しいと思います。
トーナメントの序盤では、私は80%フォールドします。相手プレイヤーの癖(テル)を読み切らなければ積極的に攻めることができません。
私がSBでプレイするなら
仮に私がSBでプレイするなら、心掛ける点が2点。
①8割は参加しない
②早期の決着を目指す
不利はポジションで無理はしません。上でも述べた通り、トーナメントやキャッシュゲームでは、ほとんど参加しないでしょう。
ゲームに参加するなら、一気の勝負を目指します。長期戦になればなるほど、ポジションの不利が影響するからです。
ターンやリバーまでで勝ち切り、ショーダウンまで持ち込まないようにしたいですね。ターンやリバーに関しては、こちらの記事を参考にしてください。
BB:ビックブラインド
SBの左側に位置するのがBBです。ブラインド額を強制的にベットしなければならないポジションで、プリフロップでは一番最後にアクションするポジションです。
プリフロップにおいて最強です。ただ、
・強制ベットがある
・プリフロップ後はSB以外に不利
以上より、あまり良いポジションとは言えません。ここも手札が強いときだけゲームに参加する方針が基本だと思います。
とはいえ、プリフロップにおいては最強なので、勝ちに行くならプリフロップで決着をつけるレベルで攻めましょう。
BBを自由にさせるな
BBは、ブラインド額を強制的に賭ける決まりがあります。既にチップを賭けているため、
これ以上、チップを
賭けたくないのです
ただでさえ不利なポジションなのに、強制的なベットがある。フォールドするだけで損。
だから、自由にさせちゃダメです。ベットやレイズで、BBにチップを払わせるように圧力を賭ける戦術を取りましょう。
UTG:アンダーザガン
BBの左隣のポジションがUTGです。結論から言うと最悪のポジションと言われています。
その理由はただ一つ、
プリフロップで一番最初に行動しなければならないから!
後出しじゃんけんが有利なポーカーにおいて、最悪のポジションがUTGです。よほど強い手札じゃないと、私は参加はしませんね。
逆に、UTGからベットするプレイヤーがいたら・・・強いハンドを持っている可能性があるので、警戒しましょう。
私がUTGなら
9割参加しません。以上()
ほぼフォールドです。相手のプレイスタイルを研究したり、テルを見抜いたり、トーナメントの展開を確認したりする時間ですね。
EP:アーリーポジション
UTGの左側のポジションで、比較的早めにアクションをするポジションがEPです。
絶望的ではなく、ある程度勝負できるポジションではありますが、序盤に行動しないといけないため、好ましいポジションではありません。
強めの手札が舞い込んだら参加するかな~程度です。
私がEPだったら
①私の前にレイズで参加した人がいない
②ハンドが強い
この2つの条件が揃ったとき、参加します。
大切なのは、自分より先にレイズで参加したプレイヤーがいないこと。リンプイン(コールで参加)はOKです。
レイズで参加するということは、「自分は強い!」とアピールしているということ。そのようなプレイヤーがいた場合、自分もゲームに参加するのは危険です。
MP:ミドルポジション
中盤にアクションをするプレイヤーです。良くも悪くもありません。
カードが強ければ参加するし、弱ければ降参する。一番トランプの強さに忠実なアクションをするポジションかもしれません。
私がMPだったら
上述のように、ハンドのランク、強さに忠実に行動します。ただ、
①自分の前に参加者がいないとき
→参加基準を緩く
②自分の前に参加者がいるとき
→参加基準を厳しく
この条件を付け加えます。周りのアクションによって臨機応変に戦術を変えていきましょう。
自分より前にベットをしてきたプレイヤーがいる時は、そのプレイヤーを警戒するため慎重に立ち回ります。
一方で、自分がオリジナルレイザー(最初にベットした人)の時は、主導権を取れる可能性があるので状況を見て参加してみるのが良いでしょう。
LP:レイトポジション
終盤にアクションをするプレイヤーです。具体的には以下のものがあります。
HJ:ハイジャック
BTNの2つ手前でアクションをするプレイヤーです。
ここまでくると基本的に良いポジションとされています。後出しじゃんけんができますからね。割と積極的なアクションも許容されるポジションだと思っています。
CO:カットオフ
BTNの1つ手前でアクションをするプレイヤーです。
間違いなく好ポジションです。プリフロップで配られた2枚が微妙でも、強気に攻めたりします。トーナメントだとこのあたりから、自信をもってプレイできます。
BTN:ディーラーボタン
プリフロップ後のアクションで一番最初に行動するポジションです。
一番良いポジションと言われています。もちろん、一番最後に行動できるからですね。
このポジションの場所には、何かしらの目印が置かれているのでわかりやすいです。
(DEALERと書かれたボタンが置かれていることが多いです)
私がLPだったら
①自分の前に参加者がいないとき
→参加基準を緩く
②自分の前に参加者がいるとき
→参加基準を厳しく
MPと条件は変わりません。
スチールも
積極的に狙います
プリフロップで全プレイヤーをフォールドさせチップを得ることを「スチール」といいます。
レイトポジションからは、スチールも積極的に狙います。
このポジションで、しっかりと稼ぎましょう!
結論:ポジションを理解して強くなろう!
以上がポジションの解説でした!
初心者の方でも理解しやすいように、できる限り簡潔にまとめました。
ポジションの有利不利を理解して、ポーカーに強くなりましょう!
コメント